明治安田J1リーグは早くもクライマックスが近づいている。現在、リーグ最下位と苦しむアルビレックス新潟だが、苦しみながらも2023シーズンから2年連続でJ1残留を果たしてきた。そんな新潟にとって、相性が悪い選手は誰なのだろうか。今回は、新潟サポーターができれば顔を見たくないであろう「天敵」たちをランキング形式で紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報はすべて10月1日時点。ゴール数で並んだ場合はアシスト数が多い方が上位。それでも並べば、試合数が少ない方を優位とする[3/5ページ]
3位:大久保嘉人(おおくぼ・よしと)
生年月日:1982年6月9日
対アルビレックス新潟成績:26試合11ゴール2アシスト
あまり強い印象はないかもしれないが、大久保嘉人もアルビレックス新潟“キラー”の一人だ。
国見高校出身の大久保は、2001年にセレッソ大阪でプロデビューを果たした。J2の舞台で迎えたプロ2年目、2002シーズンに才能が完全開花し、リーグ戦29試合で18ゴールを記録する。
その後、並外れた得点への嗅覚を存分に発揮し、日本を代表するストライカーとしてセレッソ、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレなどで活躍した。
そんな大久保が、キャリアで最も多くのゴールを奪った相手はガンバ大阪だ。公式戦36試合で16ゴールをマークしている。
同じ大阪を本拠地とする宿敵相手に数字を残しているのは、セレッソ戦士として流石の一言だ。
ガンバに続いて、鹿島アントラーズ(33試合15ゴール)、名古屋グランパス(27試合14ゴール)となっている。
では、今回のテーマである新潟相手の成績はどうなのかというと、大久保は公式戦26試合で11ゴールを奪っている。
この記録は、大久保のクラブ別得点数で8位タイとなっており、冒頭で述べたように特段、新潟の天敵という印象は薄いかもしれない。
ただ、大久保に2桁ゴールを許したクラブは全体で10チームにのぼり、基本的にどの対戦相手にも結果を残している。
そういう意味では、この天性のストライカーを苦手としていなかったクラブなど、Jリーグには無かったとも言える。
