自分の未熟さに絶望する。それでも、明日はやってくる
でも、だからこそ自分の未熟さ、力のなさに絶望します。
簡単なシュートを外すし、イージーなミスもする。
仕掛けて奪われてピンチを招くこともあれば、戻りきれなくてマークを外すこともある。
なぜあのシュートが決められない。
なぜゴールに繋げられない。
なぜあそこで走れない。頭も体も止まってしまうんだ。
そんな試合の後は眠れずにずっと後悔します。
だけどそれでも明日はやってきて、次の試合に向けた練習が始まる。
次こそは勝利に貢献して、多くの人に喜んでもらいたい。
「在り方」と「魅せ方」が揃ってスタートライン。
こうしてこの場をいただいたことで改めて気づくことができました。
どこにゴールがあるか見当もつかないし、方向があっているのかはわからないし、どこで終わるかもわかりません。
ですが社会に参画している以上、「繋がり」を大切にして進んでいくことだけは決めています。
それがサッカーであってもなくても変わらない。
でも今はそんな自分をピッチの上で後悔なく全力で表現したい。
綴っているうちにこれは「在り方」と「魅せ方」のどちらの話なのか迷うことがありました。
実はこれらは表裏一体なのかもしれません。
追い求めていくと離れていき、一歩離れてみてみると理解できたような気になる。
所々わかりにくい表現をしてしまいましたが、自分が今表現できる素直な言葉を選びました。
有り難くこの場をいただき、自己紹介として「在り方」と「魅せ方」を原点と共に綴りました。
内面では分かっていたと思っていたこともこうして形にする作業はとても難しい。
ですがもう一度問い直すことでさらに強固で柔軟なものになった気がします。
ただ周りを見渡すと現実は何にも変わらないし、大変なことも逃げたいこともいっぱいある。
でも自分の中に温かく強いエネルギーを感じています。
そのエネルギーを頼りに自分らしく前に進みます。
(文:岡田優希)
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【了】