Jリーグ創設期からオリジナル10の一員として歩んできたサンフレッチェ広島は、これまで3度のリーグ優勝を成し遂げた歴史あるクラブだ。しかし、その歴史の中で、“天敵”と呼ぶべき宿敵が存在する。今回は、広島戦で最も得点を奪った選手をランキング形式で紹介する。※ゴール数で並んだ場合はアシスト数を加算する[1/5ページ]
5位:マルキーニョス
【写真:Getty Images】
生年月日:1976年3月23日
対広島戦通算成績:24試合12ゴール2アシスト
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Jリーグ通算152得点を挙げたブラジル人ストライカーのマルキーニョスは、2001年に東京ヴェルディでJリーグデビューを飾って以来、数々のクラブを渡り歩き、在籍したほとんどのクラブでエースとしてゴールを量産してきた。
そんなマルキーニョスが得意としていた相手が、サンフレッチェ広島だった。
5つの異なるクラブで広島からゴールを奪い、得点した10試合の成績は8勝2分けという圧倒的な勝率を記録している。「広島キラー」と呼ばれるにふさわしい活躍ぶりを見せている。
その中でも特筆すべきは、鹿島アントラーズが3連覇を達成した初年度の2007シーズンだ。
リーグ戦ではホーム、アウェイともに決勝点を奪い、勝負強さを存分に見せつけると、ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)準々決勝では、初戦を0-1で落とした状況から第2戦で2ゴールを挙げ、チームを逆転で準決勝へ導いた。
さらにその勢いは、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会決勝にも及ぶ。ゴールこそなかったが、内田篤人の得点をアシストし、鹿島のタイトル獲得に大きく貢献した。点取り屋としてだけでなく、勝利のために献身する万能ストライカーぶりを見せつけている。
長きにわたり、広島の前に立ちはだかったストライカー。その存在を苦い記憶として覚えているサポーターも少なくないだろう。