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J1 2か月前

サンフレッチェ広島の天敵は? 最もゴールを決められた5人。苦手としていたのは?

シリーズ:最もゴールを決められた選手5人 text by 編集部 photo by Getty Images

 Jリーグ創設期からオリジナル10の一員として歩んできたサンフレッチェ広島は、これまで3度のリーグ優勝を成し遂げた歴史あるクラブだ。しかし、その歴史の中で、“天敵”と呼ぶべき宿敵が存在する。今回は、広島戦で最も得点を奪った選手をランキング形式で紹介する。※ゴール数で並んだ場合はアシスト数を加算する[4/5ページ]

2位:三浦和良

【写真:Getty Images】

生年月日:1967年2月26日
対広島戦通算成績:25試合15ゴール0アシスト

 58歳となった今も現役でプレーを続ける三浦知良。日本サッカーの象徴である「キング・カズ」は、サンフレッチェ広島に苦い記憶を残すストライカーだ。

 1993年のJリーグ開幕年にリーグMVPを受賞し、1996年には得点王にも輝いた三浦は、リーグ史に名を刻む存在である。そのキャリアの中で広島相手には通算25試合に出場し、実に15得点を奪ってきた。

 数あるゴールの中でも強烈な印象を残したのが、横浜FCに所属していた2007年5月に行われたアウェイゲームだ。

 J1初挑戦となった横浜FCは開幕から苦戦を強いられ、当時17位に低迷していた。そんな状況で迎えた一戦の前半42分、菅野孝憲のゴールキックを広島MF青山敏弘が頭で跳ね返すも後方に逸れ、ボールは三浦の足元へ。

 ゴールから距離があり、角度もなかったが、落ちてきた浮き球に合わせて左足を一閃。体勢を崩しながらも放たれたシュートは鋭いドライブ回転がかかり、GK下田崇の頭上を越えてゴールへと吸い込まれた。

 これがJ1で2年2か月ぶりの得点であり、9日前に中山雅史が打ち立てた日本人最年長得点記録を、40歳2か月で塗り替える歴史的一撃となった。

 さらに同シーズン、ホームゲームでも広島からゴールを奪い、自ら更新した最年長得点記録を再び同じ相手で塗り替えるという離れ業を披露。まさに「広島キラー」と呼ぶにふさわしい存在感を見せつけている。

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