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Jリーグ 2か月前

関富貫太は横浜F・マリノスで「1歩1歩やっていくだけ」。古巣・柏レイソルとの対戦で新たに芽生えた思い「また来年…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 竹中愛美 photo by Getty Images

「本当に試合前からウキウキしてて…」古巣との対戦に込み上げる思い

 関富は神奈川県座間市出身で、桐蔭横浜大学の2年生。今年春に行われたJFA/Jリーグポストユースマッチで関東大学選抜としてU-22 Jリーグ選抜と戦うと、夏にはロサンゼルスオリンピック世代中心のU-22日本代表に初めて招集された。

 中学卒業後には、セレクションで柏U-18へは進めなかったが、日本体育大学柏高校で努力を重ねた末、高校1年の終わりに柏U-18入りを果たすなど、着実にステップアップしてきた。

 それだけにJ1の舞台で古巣と対戦できたのは感慨深いものがあった。

「本当に試合前からウキウキしてて、2年前にユースのときにここでやらせてもらって、2年ぶりに帰ってきて、両サイドから聞き覚えのある応援があって、どっちも自分のパワーにしてやろうっていうぐらいの気持ちできょうはやっていた。2か月前にレイソルの方の練習にも参加させてもらって、最終的に自分でマリノスに決めたので、顔馴染みのある選手たちと試合ができて本当に楽しかったなっていうふうに思います」

 2028年からのマリノス加入とJFA・Jリーグ特別指定選手の認定が決まった翌日の取材では、「どんどん下からのチャレンジで今まで成り上がってきた。今までの経験やレイソルユースでも桐蔭横浜でも培ってきたものがあるので、もう失うものはない。こっからどんどんもっと上を目指してチャレンジしていきたい」と語っていた関富。

 加入は3年後とまだ先だが、言葉通り、設定した目標をこの先現実に変えていくのかもしれないと思うと楽しみでならない。

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