明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは10月7日時点。[1/5ページ]
20位:カターレ富山
【写真:Getty Images】
クラブ市場価値:438万ユーロ(約7億4460万円)
最も市場価値の高い選手:田川知樹(35万ユーロ/約5950万円)
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カターレ富山は昨季J3で3位に入り、J2昇格プレーオフを制して11年ぶりにJ2の舞台に戻ってきた。
しかし、今季は厳しい戦いを強いられている。
チーム総市場価値は438万ユーロ(約7億4460万円)で、J2では最下位。市場価値の低さが象徴するように、ピッチ内の成績も6勝9分け17敗の18位と苦戦している。
特に深刻なのは得点力不足だ。今季はリーグ19位の25得点にとどまっており、攻撃面での課題が浮き彫りになっている。
その背景には、昨季J3で9得点を挙げ、今季も5得点を記録していた碓井聖生の移籍がある。
市場価値を22.5万ユーロ(約3825万円)まで高めたエースの移籍は富山にとって大きな痛手となった。
クラブはこの穴を埋めるべく、横浜FCから碓井と同じ市場価値を誇る小川慶治朗を獲得した。
Jリーグ通算53得点の実績を持ち、オーストラリアや韓国でもプレー経験があるストライカーだが、現時点ではまだゴールを挙げられておらず、期待されるほどの輝きはない。
碓井退団後にチームが複数得点を挙げた試合はわずか1試合のみとなっており、苦しい戦いを強いられている大きな要因となっている。
J2復帰初年度での降格は何としても避けたい状況であり、残り試合で一つでも多くの勝ち点を積み上げられるかが、残留への重要なポイントとなるだろう。