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J2 2か月前

J2リーグ最低額はどこに…。クラブ市場価値ランキング16~20位。下位に沈んだのは?【2025年最新版】

 明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは10月7日時点。[3/5ページ]

18位:ロアッソ熊本

【写真:Getty Images】

クラブ市場価値:505万ユーロ(約8億5850万円)
最も市場価値の高い選手:上村周平、大西 遼太郎(37.5万ユーロ/約6375万円)

 3シーズン前にはJ1昇格へあと一歩に迫ったロアッソ熊本。しかし、その後は再び上位争いに絡むことができず、悔しいシーズンが続いている。

 クラブの総市場価値は505万ユーロ(約8億5850万円)で、J2の中では下位に位置する。

 それでも近年は大卒選手を積極的に獲得し、若い力を軸にチーム作りを進めてきた。

 今季も同様に新戦力を加えた結果、30代以上の選手はわずか3名というフレッシュな編成となっている。中でも、リ・テハや半代将都はルーキーイヤーから多くの試合に出場し、存在感を放っている。

 さらに攻撃陣では、今季福島ユナイテッドFCから加入した塩浜遼が大きなインパクトを残している。

 開幕から2試合連続でゴールを挙げると、その勢いのまま得点を積み重ね、ここまで10ゴールを記録。昨季J3ベストイレブンに選ばれた実力を遺憾なく発揮し、熊本の攻撃を牽引している。

 市場価値も35万ユーロ(約6040万円)に達しており、まだ25歳という年齢を考えればさらなる成長と価値の上昇も期待できる存在だ。

 チームの課題は守備にある。今季の失点数はリーグワースト3位の51失点と安定感を欠いており、昇格を狙うには大きな足かせとなっている。

 クリーンシートの試合数自体はリーグ11位の8試合と決して悪くはないものの、複数失点を喫する試合が多く、好調時の勢いを帳消しにしてしまっているのが現状だ。

 J1昇格へ再び挑戦するためには、若さあふれる攻撃力に加え、守備の安定をいかに取り戻せるかが最大のテーマとなる。

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