明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは10月7日時点。[1/5ページ]
15位:藤枝MYFC

【写真:Getty Images】
クラブ市場価値:565万ユーロ(約9億6050万円)
最も市場価値の高い選手:矢村健(50万ユーロ/約8500万円)
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サッカー王国・静岡の地に2009年に誕生した藤枝MYFCの、クラブの総市場価値は565万ユーロ(約9億6050万円)で、J2クラブの中では15位に位置している。
2023年にクラブ史上初のJ2昇格を果たしてから3年目のシーズンを迎えた藤枝。1年目は12位、2年目は13位と中位を維持しながら安定感を見せてきたが、今季は15位とやや低迷している。
クラブが目指す上位進出への足取りはまだ重い。
そんな中、クラブにとって大きな朗報となったのが、矢村健の復帰だ。
2023年から2年間期限付き移籍で在籍し、2023年には9得点、2024年には16得点を挙げたストライカーが、今年8月にアルビレックス新潟から完全移籍でチームに戻ってきた。
チームトップの市場価値50万ユーロ(約8629万円)を誇るエースの復帰は、まさにチーム待望の補強と言える。
藤枝は今季、リーグ6位のシュート総数を記録しているにもかかわらず、シュート決定率はリーグワースト6位と効率の悪さに泣かされてきた。
矢村は復帰後わずか5試合で3得点1アシストを記録し、早速その存在感を示している。
決定力不足に苦しむ藤枝にとって、エースの帰還はシーズン終盤戦の大きな武器となりそうだ。
クラブ創設からわずか15年余りでJ2定着を果たしつつある藤枝MYFC。
ここからもう一段階上へ踏み出すために、エースの復帰を追い風とした巻き返しに期待がかかる。