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J2 2か月前

J2リーグ最低額はどこに…。クラブ市場価値ランキング11~15位。中位に甘んじたのは?【2025年最新版】

 明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは10月7日時点。[3/5ページ]

13位:ヴァンフォーレ甲府

ヴァンフォーレ甲府

【写真:Getty Images】

クラブ市場価値:588万ユーロ(約9億9960万円)
最も市場価値の高い選手:鳥海芳樹、ミカエル・ドカ(55万ユーロ/約9350万円)

 今季J2で8シーズン目を迎えるヴァンフォーレ甲府が、クラブ市場価値ランキングで13位となっている。

 かつてJ1にも在籍し、2022年には天皇杯でクラブ史上初のタイトルを獲得した甲府。

 しかし現在のチーム総市場価値は588万ユーロ(約9億9960万円)と、中位にとどまっているのは意外に映るかもしれない。

 リーグ戦では現在12位でプレーオフ圏内との勝ち点差は11に広がっており、今季のJ1昇格争いに食い込むには厳しい状況となっている。

 そんなチームの中で絶対的な存在感を放っているのが、ゲームキャプテンの鳥海芳樹だ。

 今季ここまでチームトップの9得点を挙げ、総市場価値も55万ユーロ(約9491万円)でクラブ最高額。鳥海が欠場した5試合でチームがわずか1勝にとどまった事実は、彼が攻撃の軸として欠かせない選手であることを如実に物語っている。

 一方で、期待の新戦力であるFWミカエル・ドカは、今夏にオーストラリアのセントラルコースト・マリナーズから加入したものの、ここまで出場は2試合・計82分にとどまっている。

 市場価値は鳥海と並ぶ55万ユーロと高い評価を受けているが、チームの得点力不足を補うには至っていないのが現状だ。

 近年はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場を果たすなど着実にクラブとしてのステータスを高めてきた甲府だが、リーグ戦での停滞感は否めない。

 鳥海頼みの現状を脱し、新戦力が真価を発揮できるかどうかが、残りシーズンの浮沈を大きく左右するだろう。

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