サッカー日本代表は10日、パナソニックスタジアム吹田でパラグアイ代表とテストマッチを行い、2-2に終わった。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[2/6ページ]
「釜本邦茂さんレベルの選手は今はいません」
――試合前には釜本邦茂さんへの黙祷が捧げられました。お会いしたことはありますか?
「インタビューしたことがあります。非常に優しくて、面白い人でした。そして、焼酎もプレゼントしてくれました!」
――いまだに釜本さんを超えるストライカーは現れていないと言われています。
「現代とその頃のサッカーはもちろんいろいろなところで異なりますが、釜本さんのようなストライカーが現れれば良いですね」
――今、最もその釜本さんに近い選手は誰でしょうか?
「釜本さんのレベルの選手は今はいません」
――パラグアイには、過去の通算対戦成績で5勝4分け2敗と勝ち越していますが、パラグアイのサッカーの印象はどうですか?
「詳しくないですが、適当なイメージは『守備的』です(笑)」
――パラグアイは南米予選でブラジルとアルゼンチンも破っています。
「イメージはそんなに『セクシー』ではないかも知れませんが、弱い相手ではないですね!」
――確かに「セクシーフットボール」ではないですね(笑)。
――パラグアイのサッカーで印象に残っている選手は誰ですか?
「もちろんロケ・サンタ・クルスです!」
――イケメンストライカーですね! 44歳ですが、まだ現役のようです!
「すごいですね、格好いい選手でした。そして、ホセ・チラベルト!」
――FKの名手! 最近は、こういった個性的なGKがいなくなってしまいました。
「残念ですね。その頃のメキシコ代表のホルヘ・カンポスも面白いGKでしたね!」