サッカー日本代表は10日、パナソニックスタジアム吹田でパラグアイ代表とテストマッチを行い、2-2に終わった。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[4/6ページ]
田中碧は「守備がより激しくなりましたね!」
――前半は1-1で終了しました。前半の印象を聞かせてください。
「立ち上がりは守備も攻撃もあまり良くなかったですが、前半の終盤に両方とも改善できました」
――チケットは完売で、満席です。スタジアムの盛り上がりはどうですか?
「盛り上がっていますね。このような親善試合も完売になるのは、日本サッカーに関して非常に良いですね」
――後半が始まりました。両チームともにハーフタイムでの選手交代はありません。後半はどのような展開を予想しますか?
「日本の方が攻め込めると思います。パラグアイはカウンターから、あるいはロングボールからチャンスを作ると予想します」
――パラグアイの流れるようなプレーから、最後はシュートを打たれてしまいました。昔のパラグアイのイメージとは異なるようなプレーもしますね。
「そうですね。南米のチームなので、攻撃ももちろんできないわけないです!」
――田中がイエローカードをもらいましたが、良い守備だったと思います。どうでしょうか。
「リーズ・ユナイテッドでプレーしているから、守備がより激しくなりましたね!」
――64分、パラグアイに勝ち越しゴールを決められました。三笘の同僚、ブライトンのディエゴ・ゴメスです。今の失点のシーンを振り返ってみて、どうでしょうか?
「今回も対応が簡単すぎました。クロスを上げる選手にもプレッシャーをかけていませんし、D・ゴメスに対してのマークも甘かったです。W杯に向けてどんどん不安になっています」
――もっとガツガツいかなければならないですね。パラグアイがそういったプレーをしていて、良いお手本になると思いますが…。
「そうですね。もう少しイケイケになってほしいです(笑)!」
――66分、斉藤光毅と鎌田大地が、南野と中村に代わって入りました。斉藤は代表デビューです。どのようなプレーを期待しますか?
「彼のプレーを見るのは非常に久しぶりなので、この5年間でどれほど成長してきたか見てみたいです」
――78分、町野修斗と相馬勇紀が、堂安と田中に代わって入りました。
「2人とも期待しています。特に相馬です。日本代表だけではなく、Jリーグも代表してプレーしてほしいです!」
――FC町田ゼルビアも好調ですね。
「そうですね!」
――相馬にはどのようなプレーを期待したいですか?
「ゼロから生み出せる選手なので、突破に期待しています」
