現在、明治安田J1リーグで首位を走る鹿島アントラーズは、横浜F・マリノスと並んでJ2降格を経験したことが無い名門中の名門である。しかし、そんな鹿島にも、できれば顔を見たくない“天敵”が存在する。今回は、鹿島戦で最も得点を奪った選手をランキング形式で紹介する。※ゴール数で並んだ場合はアシスト数を加算する。
5位:武田修宏(たけだ・のぶひろ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1967年5月10日
対鹿島戦通算成績:23試合10ゴール0アシスト
日本サッカー黎明期に輝いたストライカー・武田修宏は、鹿島アントラーズ相手にも牙をむいた。
清水東高校で1年次から大活躍していた武田は、高校卒業後すぐに、実業団の読売サッカークラブへと加入した。
初年度の1986/87シーズンに日本サッカーリーグの得点王、新人王、MVPを総なめするなど、才能はピカイチで、翌年の1987年には日本代表にも選出されている。
Jリーグが開幕したのは、勢いに乗る武田が26歳を迎えた1993年のことだ。
所属していた読売クラブは前年にヴェルディ川崎へと名称を変え、三浦知良、ラモス瑠偉らが所属するスター集団となった。
武田もその一員として3年連続でリーグ戦17得点以上を記録。その中でも相性が良かったのが鹿島戦だった。
対鹿島で公式戦23試合10ゴールという記録は、ヴェルディだけでなく、ジュビロ磐田、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、ジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド市原・千葉)と、在籍した国内4クラブであげたものも含まれる。
複数の所属元で同クラブを相手に得点を奪っていることから、鹿島キラーぶりがうかがえる。
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