国際親善試合、韓国代表対ブラジル代表が10日に行われ、0-5で韓国が大敗した。韓国メディア『xportsnews』は11日に、ブラジルに惨敗を喫したことで、W杯の組み合わせ抽選に大きな影響が及ぶ可能性を指摘している。

ランクダウンに戦々恐々

【写真：Getty Images】

　ホームに南米の強豪を迎えた韓国は、13分にFWエステバン・ウィリアンに先制ゴールを奪われてしまうと、前半終了間際にはFWロドリゴに追加点を決められてしまった。後半も3点を与えてしまい、反撃の糸口を見つけることができないまま試合終了の笛を迎えている。

　同メディアは、「韓国、カナダ代表、ニュージーランド代表による“蜂蜜組”が消えてしまう。ブラジル戦大敗の余波でW杯史上初となるポット2から脱落の危機。オーストラリア代表とエクアドル代表が韓国を猛追している」と題して、次のように述べた。

「ブラジルに0-5大敗の影響が大きい。来年に迫ったW杯における韓国史上初のポット2入りが水の泡になる危機に瀕している。現在、代表チームは23位に位置しているが、これはポット2に入るための最低ラインだ。ポット2でW杯を迎えることができれば、抽選時にも有利な組に組み分けされる可能性が高まる。なんとしても今の順位を維持しなければいけない」

　また、「ブラジルに敗北したことにより3.44ポイントを失った。まだ順位は維持しているが、問題はオーストラリアとエクアドルの激しい追撃だ」と分析しつつ、「オーストラリアはカナダに勝利して4.76ポイントを得た。これにより韓国とはわずか1.5ポイント差だ。エクアドルもアメリカと引き分けたことで、ポイントを維持している。14日のパラグアイ戦で勝利できなければ、23位から転落する可能性は高い。最悪の場合、25位まで落ち込むだろう」と、韓国の苦しい現状を強調している。

　一方で、「ブラジル代表を相手に勝利、もしくは引き分けとなる可能性は低かった」と前置きし、「この結果はある程度予想できたものだ。これにより、パラグアイを含めた11月のAマッチ2連戦で結果を出すことが重要となった。ポット3に落ちてしまうと“死の組”に入る可能性が高まる」と、抽選で厳しいグループに入らないためにも、ポット2を維持しなければいけないと指摘した。

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