サッカー日本代表は14日、東京スタジアムでブラジル代表とテストマッチを行い、3-2で逆転勝利を収めた。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[3/5ページ]
「韓国の審判には…」
――良い攻撃をした直後の失点でした。
「今日も簡単なパスからやられましたね。パスを出した選手に対してのプレッシャーも甘かったですし、センターバックの動きも少し遅かったですね」
――32分、日本が2点目を奪われてしまいました。
「1点目の失点とほぼ同じパターンですね。シンプルなパスから失点してしまいました」
――ゆっくりとした攻撃から簡単に決められてしまいましたね。こういった失点を防ぐには、日本はどのように守るべきでしょうか?
「ボールホルダーに対してより激しくプレッシャーをしないといけません。これほどテクニックに優れた相手に考える時間を与えてしまえば失点してしまうことは当然です」
――そうですね。失点の場面は、プレッシャーが緩いですよね。ファールをしてでも止めるべきでしょうか?
「それは一つのオプションですが、もちろんファウルしないように止めることが理想ですね」
――40分、41分と立て続けに久保が倒されましたが、ファールはありませんでした。
「最初のシーンはファウルかどうかわかりませんが、2度目の方は100%のファウルでした!」
――今日の審判団は、韓国のチームです。
「韓国はブラジルに0-5で負けたので、今日は同じような結果になるように、審判団はモチベーションがあるのかもしれません(笑)」
――ブラジルは久保には厳しく行きますね。
「アンチェロッティ監督は彼のプレーを熟知していますからね」
――アンチェロッティに対するイメージはどうですか?
「格好いいですね! 本当の『ボス』のイメージがあります」
――ブラジルで初めての外国人監督です。チームをしっかりと立て直してきましたね。
「ただの『外国人監督』ではないですからね。アンチェロッティは、本当にオーラがある監督です!」