明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[2/5ページ]
4位:荒木隼人(あらき・はやと)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月7日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
最新市場価値:170万ユーロ(約3億円)
2025リーグ戦成績:33試合3得点2アシスト
5位には荒木隼人がランクインした。
同選手に付けられた市場価値は170万ユーロ(約3億円)。相手の攻撃のキーマンを圧倒的な空中戦の強さと駆け引きの巧さで抑え込むセンターバック(CB)は、キャリアをとおして自身のプレーレベルを高め続けている。
広島ユース出身の荒木は、関西大学進学を経て2019シーズンに古巣への加入を果たした。
当初から3バックの一角で存在感を示すと、2021シーズンより背番号を「23」から「4」へと変更。現在に至るまで、頼れるCBとして最終ラインを統率している。
今季も明治安田J1リーグで空中戦勝利数2位に立つなど、強靭な守備は凄みを増すばかりだ。
活躍は広島だけにとどまらない。
EAFF E-1サッカー選手権2025では森保ジャパンに招集され、3年ぶりとなるサッカー日本代表復帰を果たした。
同大会では3試合中2試合に出場して守備陣をまとめ上げると、森保ジャパンの通算3回目の優勝に貢献。この活躍が、9月シリーズの代表招集にもつながった。
荒木の市場価値は2019年12月~2020年4月に一旦下落したのを最後に右肩上がりの推移を続けている。
今季の広島での活躍と日本代表への返り咲きを踏まえると、直近の見直し期間中に市場価値がさらなる上昇曲線を描く可能性は十分にある。