明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[3/5ページ]
3位:藤井陽也(ふじい・はるや)

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年12月26日
所属クラブ:名古屋グランパス
最新市場価値:200万ユーロ(約3.5億円)
2025リーグ戦成績:8試合0得点1アシスト
Jリーグ日本人選手の市場価値ランキングで3位になったのは、今年8月に欧州挑戦を終えて古巣の名古屋グランパスに帰還した藤井陽也だ。
市場価値は200万ユーロ(約3.5億円)を記録している。
名古屋ユースで育成を受けた藤井は、2019シーズンにトップチーム昇格を果たした。
187cmの長身を活かした空中戦の強さと、たとえ出足が遅れても後方から追いつけるほどの俊足を併せ持つCBとしてメキメキと頭角を現していった。
2024年1月、藤井はベルギー1部リーグのコルトレイクへ期限付き移籍。この頃から市場価値が急激な上昇曲線を描くようになる。
コルトレイク加入直後の2024年2月は100万ユーロ(約1.7億円)だった価値は、同年10月に250万ユーロ(約4.3億円)と2.5倍に。
現在はその時からやや値を下げて200万ユーロになったとはいえ、依然として高い水準にあるのは間違いない。
今夏にコルトレイクから名古屋に戻ってきた後も、藤井は3バックの中央に陣取り守備陣の中心選手としてプレーしている。
ロングフィードの質が高く、自らボールを持ち運べる藤井を呼び戻したことにより、名古屋は攻守両面で多くの恩恵を受けている。
“高い・速い・強い”の三拍子が揃った万能CBは、今後も進化を続けていくだろう。