明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[4/5ページ]
2位:鈴木優磨(すずき・ゆうま)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年4月26日
所属クラブ:鹿島アントラーズ
最新市場価値:220万ユーロ(約3.8億円)
2025リーグ戦成績:34試合9得点5アシスト
やはり、所属クラブにおける活躍は市場価値の安定化に寄与するようだ。
Jリーグ日本人選手の市場価値ランキングで2位になったのは、鹿島アントラーズが誇るエースストライカーの鈴木優磨。
今季の明治安田J1リーグで優勝戦線をリードするチームを最前線からけん引する男には、220万ユーロ(約3.8億円)の値が付けられている。
今季の鹿島は、かつて“常勝軍団”と称された頃の勝負強さを取り戻しつつある。
今季からチームを率いる鬼木達のもと、チームは攻守両面のソリッドさを増強。派手に打ち勝つことも、1点差勝負を手堅くモノにすることもできる大人のチームに仕上がっている。
そんな鹿島をエースの立場から支えているのが鈴木であり、リーグ戦34試合で9得点5アシストというスタッツは流石の一言である。
シント=トロイデンから帰還した2022年1月に200万ユーロ(約3.5億円)だった鈴木の市場価値は、現在に至るまで一度も下落していない。
これは、日本復帰後に鹿島でコンスタントに活躍を続けていることの証左だ。
サッカー日本代表メンバー入りにはつくづく縁がないものの、それは鈴木の価値低下にはつながっていない。
首位に立つ鹿島と2位・柏レイソルとの勝ち点差は「3」。このまま逃げ切りに成功して2016シーズン以来のリーグ制覇を達成すれば、鈴木の市場価値がさらに上昇するのは間違いない。