明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[2/5ページ]
9位:小川諒也(おがわ・りょうや)
生年月日:1996年11月24日
所属クラブ:鹿島アントラーズ
最新市場価値:150万ユーロ(約2.6億円)
2025リーグ戦成績:12試合0得点1アシスト
Jリーグ日本人選手の市場価値ランキングで9位にランクインしたのは、日本人としては珍しい大型SBとして知られる小川諒也だ。
今季途中から鹿島アントラーズでプレーする小川には、150万ユーロ(約2.6億円)の市場価値が付けられている。
小川のSB人生は中学時代からスタートした。
流通経済大学付属柏高等学校では身体能力の高さを買われてセンターバックやサイドハーフ、フォワードまでこなしていたが、 2015シーズンにFC東京へ加入した後は左SBを主戦場にしていく。
日本では小川のような大柄(183cm)なSBは決して多くなく、空中戦の強さや当たり負けしないフィジカルは彼の大きな魅力の1つである。
ヴィトーリア(ポルトガル)やシント=トロイデン(ベルギー)といった欧州クラブでもプレーした小川は、今年6月に鹿島へ完全移籍で加入した。
今季の明治安田J1リーグでは、ここまで12試合に出場して1アシストをマーク。左SBの人材にやや物足りなさがあった鹿島の“ラストピース”として、攻守両面で存在感を放っている。
実は、現在の150万ユーロという市場価値は、小川のキャリア史上最も高額な価格となっている。
シント=トロイデンで出場機会を失っていた2023年12月には40万ユーロ(約7000万円)まで値を下げていたが、そこから約1年10ヶ月で3.75倍の150万ユーロまで急上昇。
J1リーグ首位を走る鹿島が仮にこのまま優勝すれば、市場価値はさらなる上昇曲線を描くはずだ。
