明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[3/5ページ]
8位:中谷進之介(なかたに・しんのすけ)
生年月日:1996年3月24日
所属クラブ:ガンバ大阪
最新市場価値:150万ユーロ(約2.6億円)
2025リーグ戦成績:31試合2得点0アシスト
Jリーグ日本人選手の市場価値ランキングで8位になったのは、ガンバ大阪の最終ラインを支える中谷進之介だ。
現代サッカーで求められるプレー要素を複数併せ持つ万能型CBには、150万ユーロ(約2.6億円)の市場価値が付けられている。
「守れればいい」という時代は当の昔に過ぎ去り、今やCBには攻撃の起点となるタスクも課せられているのは周知の事実だ。
中谷は相手に競り勝つパワーや高さといった“必須項目”はもちろん、柏レイソルユース出身者らしく足元の技術が非常に高い。
鋭い縦パスで楔を打ち込んで攻撃のスイッチを入れる役割を担えるのは大きな利点の1つである。
市場価値の推移も好調だ。2024年1月のガンバ加入以降、それまで130万ユーロ(約2.3億円)だった中谷の価値は緩やかながらも確実に上昇している。
現在記録している150万ユーロは自身最高市場価値となっているが、ガンバにおける2シーズンのプレーぶりを踏まえると、これが最高到達点とは思えない。
29歳とベテランCBは、今後さらなる進化を予感させるほどに充実したプレーを披露し続けている。
