明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[4/5ページ]
7位:細谷真大(ほそや・まお)
生年月日:2001年9月7日
所属クラブ:柏レイソル
最新市場価値:150万ユーロ(約2.6億円)
2025リーグ戦成績:32試合8得点2アシスト
苦しい時期を乗り越え、パリ世代のエースが完全復活を遂げようとしている。
Jリーグ日本人選手の市場価値ランキングで7位にランクインしたのは、柏レイソルの“ナンバー9”細谷真大。市場価値は150万ユーロ(約2.6億円)を記録している。
細谷にとって2024年は試行錯誤を繰り返した1年だった。明治安田J1リーグでは開幕から無得点が続き、5月15日に行われた第14節の湘南ベルマーレ戦でようやくネットを揺らした。
しかし、その後もゴール量産とはならず、2024シーズンは32試合で6得点5アシストという結果に終わる。
前シーズンにキャリアハイの14得点を挙げていただけに、余計に失速が目立った形となってしまった。
ただ、2024年は悪いことばかりでもなかった。
パリオリンピック(五輪)出場権を懸けたAFC U23アジアカップでは、現地時間4月25日に行われた準々決勝のU23カタール代表戦で決勝ゴールをマーク。そこからは肩の荷が下りたように、持ち味の裏抜けの動きやゴール前での落ち着きを取り戻した。
また、細谷が自身最高市場価値(180万ユーロ〔約3.1億円〕)を記録したのはパリ五輪を目前に控えた2024年6月。復活途上にあった時期に、現在よりも30万ユーロ(約5,000万円)高い価格が付けられていた。
そこから1年が過ぎ、細谷は今季の明治安田J1リーグで32試合8得点2アシストを記録中。もし2シーズンぶりの二桁得点を達成することができれば、市場価値が自己最高額を更新する可能性も十分にありそうだ。
