オランダ・エールディヴィジ第9節、ヘラクレス・アルメロ対フェイエノールトの試合が現地時間19日に行われ、フェイエノールトが7-0で勝利している。フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世は、前半だけでハットトリックを達成。特に2点目は、絶妙なワンタッチでネットを揺らしており、決定力の光る一撃だった。
絶好調の上田綺世がハットトリック
【写真:Getty Images】
代表ウィークでは、パラグアイ代表戦、ブラジル代表戦と2試合連続でゴールを決めていた上田。代表チーム、そしてフェイエノールトでも好調を維持しており、ヘラクレスとの一戦でもスタメンに名を連ねた。
7分、相手DFがトラップミスをすると、上田はそれを見逃さず、素早くボールを奪うことに成功した。そして、ペナルティエリア外からゴール右下隅に突き刺し、先制ゴールを奪っている。
28分、FWアニス・ハジ・ムーサが追加点を決めると、直後の33分に再び上田がゴールを決めた。
右サイドを突破したハジ・ムーサは、ゴール前にいた上田へとラストパスを送る。日本代表のエースストライカーは、相手DFに寄せられて少し体勢を崩してしまったが、ワンタッチでボールの方向を変えてネットを揺らした。
ヘラクレスGKティモ・ヤンシンクの逆を突いており、上田のシュートの上手さが光った2点目だ。さらに、38分には、味方のシュートのこぼれ球を押し込み、前半だけでハットトリックを達成している。
後半もフェイエノールトの攻撃陣の勢いは止まらず、3点を追加し、7-0の大勝を飾った。この試合で3得点を記録した上田は、開幕から9試合で11ゴールとし、オランダリーグの得点ランキングで首位を走っている。
2位のFWブリュニョールヴル・ウィルムソン(フローニンゲン)は5ゴールのため、得点王争いでは独走状態だ。