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J1 2か月前

真の黄金期は!? ガンバ大阪、歴代最強フォーメーション5選。アジア王者に国内3冠。圧倒的な強さだったのは?

「オリジナル10」としてJリーグで戦い、数々のタイトルを勝ち取ってきた関西の名門、ガンバ大阪。何度も黄金期を築いてきた同クラブの歴史で、最も強さを発揮したシーズンはいつになるのだろうか。今回は、圧倒的な成績を残したチームを、当時のフォーメーションとともに振り返る。[1/5ページ]

2014シーズン


ガンバ大阪、2014シーズンの基本フォーメーション

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監督:長谷川健太
主な獲得タイトル:J1リーグ優勝、天皇杯優勝、ヤマサキナビスコカップ優勝

 屈辱のJ2降格を経験し、1年でJ1の舞台に帰ってきたガンバ大阪は、この年に伝説のシーズンを送ることとなった。

 ガンバは2012シーズン、リーグ最多得点(67得点)、得失点差プラスを記録しながら、J2降格を喫してしまった。

 しかし、不幸中の幸いか、主力の流出はほとんどなく、戦力を維持したままJ2を戦うことに。

 監督には実績十分な長谷川健太を据え、1年でのJ1復帰を目指した。

 その厚い選手層に加え、夏には宇佐美貴史が古巣へと復帰したことで環境破壊級の強さを手に入れ、J2優勝とJ1昇格を手にしている。

 こうして迎えた2014シーズンだったが、最初から優勝争いに加わっていたわけではない。むしろ、宇佐美の離脱などが影響し、降格圏を彷徨っていた。

 事実、この年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)の中断期間までの14試合で、同クラブはリーグ16位と降格圏に沈んでいる。

 ただ、この中断期間が、ガンバの潮目を変えるターニングポイントとなった。

 この期間で、クラブはパトリックを補強。現在でもJリーグでプレーしている親日家は、加入後に獅子奮迅の大活躍でチームの攻撃を一変させた。

 同選手は後半戦だけで9ゴール5アシスト、ここに怪我から復帰した宇佐美の復調が加わり、W杯後のリーグ戦20試合で15勝3分2敗と驚異的な強さで首位を猛追することとなる。

 天王山となった第32節の浦和レッズ戦で6ポイントゲームを制したガンバは、翌節のヴィッセル神戸でも勝利し、ついにリーグ首位に浮上する。

 そして迎えた最終節では引き分けに終わり、自力での優勝は果たせなかったが、他会場のライバルが軒並み敗戦したことで、2005年以来となるJ1優勝を手繰り寄せることとなったのだ。

 J1昇格初年度での優勝は2011年の柏レイソル以来2クラブ目、最大勝ち点差14からの逆転優勝は、史上最大の下剋上となった。

 この青黒の戦士たちが生み出したムーブメントは、他クラブの選手たちには止め
ることが出来ないほど強力だった。

 この年、ガンバは天皇杯、ナビスコカップの優勝も果たし、2000年の鹿島アントラーズ以来となる国内三冠を達成。日本サッカー史に残る金字塔を打ち立てたのだ。

●基本フォーメーション

▽GK
東口順昭

▽DF
オジェソク
丹羽大輝
岩下敬輔
藤春廣輝

▽MF
遠藤保仁
今野泰幸
阿部浩之
倉田秋

▽FW
パトリック
宇佐美貴史

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