オランダ・エールディヴィジ第9節、アヤックス対AZアルクマールの試合が現地時間18日に行われ、アヤックスが0-2で敗れた。オランダメディア『Twentefans』は21日に、アヤックスに所属するFWボウト・ベグホルストが、AZのDFヴァウテル・フースに対して肘打ちし、得点が取り消された場面に注目している。
肘打ちを受けるも同情せず?
【写真:Getty Images】
現地で話題になっているのは、アヤックスが2点を追いかける展開で迎えた後半終了間際の場面だ。
コーナーキックの流れから1点を返したアヤックスだったが、直前にベグホルストがフースに対して肘打ちをしたとして、ゴールは取り消されてしまっている。その後、スコアは動かず、0-2でアヤックスが敗れた。
同メディアは、「ベグホルストは支持される。だからこそフースは罪を免れるのだ」と前置きし、次のように述べている。
「カメラがなかったら、どの選手もフースに肘打ちをしたがるだろう。今はもうそんなことはない。
だから彼は毎回罰を受けずに済むんだ。どうすることもできない、厄介な存在だよ」
肘打ちを受けたフースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、プレーとは関係ないところで背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返し、その場面がカメラに捉えられていたことで現地でも批判されていた。
同メディアは、元選手のヘルトヤン・フェルベーク氏が、「フースは大袈裟に倒れすぎだ。昔はあんなにカメラがなかった。これはよくあることだから、自分の身を守らないといけない」と、ベグホルストがもう少しうまく対処すべきだったと指摘したことも伝えている。