オランダ・エールディヴィジ第9節、アヤックス対AZアルクマールの試合が現地時間18日に行われ、アヤックスが0-2で敗れた。ベルギーメディア『sporza』は20日に、アヤックスに所属するサッカーオランダ代表FWボウト・ベグホルストがAZのDFヴァウテル・フースに肘打ちをしたことで、試合終了間際にゴールを取り消されたシーンについて伝えている。
肘打ちを誘発?
アヤックスが2点を追いかける展開で迎えた後半終了間際、DFユーリ・バースが頭で合わせてネットを揺らした。
ホームチームが1点差に詰め寄ったかに思われたが、直前にベグホルストがフースに対して肘打ちをしたことによって、ゴールは取り消されている。
肘打ちをしたベグホルストには、イエローカードが提示された。
同メディアは、「ベグホルスト自身は、フースに巧妙に挑発されたと考えているようだ。彼の奇妙な肘打ちによって得点は取り消されている」と前置きし、次のように伝えている。
「ベグホルストは『確かにあれはファウルだ』と振り返った。しかし、『肘打ち?それは違う。彼は私を探しており、巧妙に誘発したのだ』と述べている」
ベグホルストから肘打ちを受けたフースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、背中をつねったり、殴打したりなど、プレーとは関係ない場面で暴力行為を繰り返したことによって、現地でも厳しく批判されていた。
ベグホルスト自身は、フースに肘打ちを誘発されたと言及したものの、同メディアは、「彼の苛立ちは明らかだった。試合後の映像がそれを証明している」と述べた上で、「終了の笛の後、フースが話しかけて握手をしようとした際に、アヤックスのストライカーはわざと手を引っ込めた。危機的状況のチームにとって、彼の行為は良いイメージを与えない」と、肘打ちだけではなく、試合後の振る舞いも良くなかったと強調している。
