1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、横浜F・マリノスで活躍できなかった外国籍選手を6人紹介する。※成績は横浜F・マリノス在籍時のもの。[3/5ページ]
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FW:ラウル・マルドナード(アルゼンチン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1975年3月11日
在籍期間:2000年2月~同年6月
Jリーグ成績:4試合0得点
ラウル・マルドナードは、2000年2月に加入したアルゼンチン人FWだが、ほとんど活躍できないまま帰国した。
マルドナードは25歳のアルゼンチン人FWというだけで期待を集めたが、リーグ戦4試合に出場して無得点という結果だけでなく、プレー内容でも全くインパクトを残せず、すぐに起用されなくなった。
2000シーズンの横浜F・マリノスは、オズワルド・アルディレス監督がチームを率いた。
マルドナードは指揮官と同じアルゼンチンのコルドバ出身で、指揮官の古巣であるインスティトゥートACコルドバで育った選手だ。
監督はなんとかしてマルドナードを育てたかったのかもしれないが、1stステージで優勝したチームでは力不足だったのかもしれない。
その後もアルゼンチンで目立った活躍をしておらず、クラブがマルドナードのどのあたりを評価して獲得したのかは最後まで謎のままだった。