2025シーズンのJリーグも終盤に差し掛かっている。この時期の大一番のひとつに、JリーグYBCルヴァンカップの決勝戦がある。「Jリーグヤマザキナビスコカップ」時代から熱戦が繰り広げられ、歴史としてはリーグ本編よりも長い。今回は、同トーナメントの決勝戦において最も観客数を集めたビッグマッチをランキング形式で紹介する。※『J. League Data Site』で参照できる1999年以降が対象。[4/5ページ]
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7位:ガンバ大阪対浦和レッズ(2016年)
観客数:51,248人
開催地:埼玉スタジアム2002
3大会連続で決勝に駒を進めたガンバ大阪と、3年ぶりのファイナル進出を果たした浦和レッズ。東西の名門対決となった一戦に51,248人が集結した。
序盤はガンバが試合を優勢に進める。
アデミウソンがペナルティエリア(PA)の左奥でボールを受けると、DF2人に囲まれながらその間を浮かせるトリッキーなプレーを披露。ゴールには至らなかったが、浦和のホームである埼玉スタジアム2002を大いに沸かせた。
そして先制点もガンバが奪う。またしてもアデミウソンがハーフウェイライン付近でボールを受けると一気にドリブルで独走。GK西川周作との1対1を制し、ネットを揺らした。
しかし、後半に入ると浦和が攻勢を強める。
阿部勇樹や高木俊幸らがPAの内外からガンバのゴールを脅かすと、柏木陽介の右コーナーキックに途中出場の李忠成が頭で合わせてついに同点。名門対決は振出しに戻った。
延長戦までもつれ込むも、決着はつかず勝負の行方はPK戦へ。
浦和のキッカー5人全員がきっちり決めると、西川が呉屋大翔のシュートを止めてフィニッシュ。浦和がタイトルを手にした。
