フットボールチャンネル

J1 2か月前

プロの壁は高かった? Jリーグ、ブレイク期待も伸び悩んだ逸材5人。来季こそ挽回したいのは?

 今季のJ1リーグも残すところあと3試合となった。新たな才能が次々と頭角を現す一方で、ブレイクが期待されながらも本領を発揮できなかった選手もいる。今回は、開幕前の期待値に見合う結果を残せなかった選手たちを紹介する。※成績は11月2日時点。[2/5ページ]
——————————

FW:徳田誉(とくだ・ほまれ)

鹿島アントラーズFW徳田誉

【写真:Getty Images】

生年月日:2007年2月18日
所属クラブ:鹿島アントラーズ
今季のリーグ戦成績:8試合2得点0アシスト

 今季、徳田誉のブレイクに期待したサポーターは多かったことだろう。

 昨シーズン、鹿島アントラーズユース所属時に2種登録されると、第31節のサンフレッチェ広島戦でプロ初ゴールを挙げた。

 この得点は、内田篤人が持っていたクラブ最年少ゴール記録を塗り替えるメモリアルゴール(17歳6ヶ月27日)に。さらには、Jリーグが選ぶ9月度の月間ベストゴールにも選出された。

 若きストライカーは今季も開幕から途中出場を重ね、着実に存在感を高めていた。

 誰もが、飛躍のシーズンになると信じていたはずだ。

 しかし、3月に召集されたU-20日本代表の活動中に右足関節内果を骨折。約6ヶ月の離脱を余儀なくされた。

 それでも、彼のポテンシャルは疑いようがない。

 復帰戦となった第32節の名古屋グランパス戦では、84分から途中出場し、わずか6分間で2ゴールを記録。圧倒的な得点感覚を改めて証明してみせた。

 続く第33節のガンバ大阪戦では、スコアレスで迎えた終盤にPKを獲得。徳田はキッカーに指名されたが、一森純の好セーブに阻まれ、試合後に悔し涙を流した。

 不運と成長が交錯した1年。来季こそ、その才能が本格的に花開く活躍に期待がかかる。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!