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J1 1か月前

プロの壁は高かった? Jリーグ、ブレイク期待も伸び悩んだ逸材5人。来季こそ挽回したいのは?

 今季のJ1リーグも残すところあと3試合となった。新たな才能が次々と頭角を現す一方で、ブレイクが期待されながらも本領を発揮できなかった選手もいる。今回は、開幕前の期待値に見合う結果を残せなかった選手たちを紹介する。※成績は11月2日時点。[4/5ページ]
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FW:郡司璃来(ぐんじ・りく)

郡司璃来

【写真:Getty Images】

生年月日:2005年8月3日
所属クラブ:清水エスパルス
今季のリーグ戦成績:1試合1得点1アシスト

 全国高校サッカー選手権で通算5度の優勝を誇る名門・市立船橋高校出身の郡司璃来は、第102回大会で5得点を挙げ、得点王に輝いた実績を持つ。

 高校屈指の得点力を武器に、2024年に清水エスパルスへ加入。郡司のプロ1年目は、J2での戦いとなった。

 チームには乾貴士や北川航也ら経験豊富なアタッカー陣が揃っており、郡司の出場機会はリーグ戦7試合にとどまった。

 それでも、6月の天皇杯2回戦・三菱重工長崎SC戦ではスタメンに抜擢され、4得点1アシストと圧巻のパフォーマンスを披露。数少ないチャンスで確かな爪痕を残した。

 しかし、迎えた2年目の今季はより厳しい現実が待っていた。

 チームがJ1に復帰したことで、攻撃陣の競争は一層激化。郡司は豊富なタレント陣の中で序列を上げることができず、リーグ戦ではベンチ入りすら逃す状況となっている。

 それでも、第19節・セレッソ大阪戦で大量リードを許した終盤に途中出場を果たすと、一矢報いるJ1初ゴールをマーク。持ち前の決定力を示したものの、その後は再び出場機会から遠ざかっている。

 試合に出れば結果を残す得点感覚は確かだ。

 プロ3年目となる来季、郡司は才能を開花させられるのだろうか。

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