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J1 1か月前

来季も続投? Jリーグ、結果が出なかった監督5人。理由は戦術の不一致か、人員不足か

 明治安田J1リーグは第35節を終え、いよいよ大詰めとなってきた。今季は例年以上に混戦模様であり、監督の力量の差も勝敗にかなりのウエイトを占めているように感じられる。今回は、今季のJ1リーグで思うような成績を残せなかった監督を5人ピックアップして紹介する。[4/5ページ]
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ダニエル・ポヤトス


【写真:Getty Images】

監督就任:2023年1月
所属クラブ:ガンバ大阪
今季リーグ戦成績:16勝5分14敗(9位)

 スペイン出身のダニエル・ポヤトスは、エスパニョールやレアル・マドリードの下部組織で指揮を執ったのち、2021シーズンから徳島ヴォルティスの監督を務めた。

 徳島で2シーズンを戦ったのち、2023年からはガンバ大阪の指揮官を務めている。

 2021シーズンからの不調から抜け出せず、前年には降格クラブから勝ち点4差のリーグ15位と絶不調に陥っていた名門にとって、スペイン仕込みのポゼッションサッカーを志向する監督の就任は、まさに新しい風といえた。

 クラブ24年ぶりのヨーロッパ出身監督となったポヤトスだが、その船出はとても厳しいものだった。

 リーグ初勝利は第7節まで待たねばならず、第14節終了時点でわずか1勝。この惨状を受け、サポーター連合が応援をボイコットする事態となった。

 解任へのタイムリミットはすぐそこまで近づいていたが、その後は急速に巻き返しなんとか残留には成功している。

 得失点差「-23」、勝ち点「34」と情けない数字が並んだ前シーズンからの挽回を図る2024シーズンは、一変して躍進の年となった。

 新加入の中谷進之介、レンタルから復帰した一森純と坂本一彩がそれぞれ活躍し、堅守と高い攻撃力が光るチームとなった。

 その結果、ガンバは前年から順位を一気に上げ、リーグ4位でAFCチャンピオンズリーグ2出場権を獲得している。

 2年目の昨季に盤石な土台を作り、飛躍の年としたいポヤトスの3年目だったが、ガンバは昨年度のようなインパクトを残せていない。

 下位相手に取りこぼすことは少ないが、一方で上位相手の厳しい戦いで勝ち切れず。

 長所だったはずの守備を崩されることが多く、先月行われた第34節柏レイソル戦では5失点の大敗を喫している。

 リーグ優勝を成し遂げるためには、強豪相手に打ち勝つ、耐え忍ぶサッカーをしていかなければならない。ポヤトスに、その度量はあるのだろうか。

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