2025年の欧州主要リーグの冬と夏のマーケットが閉まった。今シーズンも多くの選手が活躍の場を求めて新天地を目指した一方で、同時に各クラブが人員整理や他クラブからの引き抜きで選手を売却している。今回は、移籍市場における各クラブ総売却額をランキング形式で紹介する。(移籍金は『transfermarkt』を参照)[5/5ページ]
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6位:ナポリ(イタリア)

【写真:Getty Images】
総売却額:1億9800万ユーロ(約336.6億円)
移籍金最高額:ヴィクター・オシムヘン(7500万ユーロ/約127.5億円)
2023/24シーズンのセリエAを10位で終えたナポリは、2024年夏にアントニオ・コンテを新監督に招聘した。
コンテらしいチームを作る過程において、2022/23シーズンのスクデットを制したルチアーノ・スパレッティ体制で主力だった選手の一部放出が進んだ。
特に大きかったのが、2024年夏にガラタサライへとローン移籍したヴィクター・オシムヘンと2025年冬に7000万ユーロ(約119億円)の移籍金でパリ・サンジェルマンに移籍したフヴィチャ・クヴァラツヘリアの両選手だ。
オシムヘンは2025年夏に完全移籍へと移行し、ガラタサライからナポリに7500万ユーロ(約127.5億円)の移籍金が支払われた。
2025年のナポリは、この2選手の放出だけで1億4500万ユーロ(約246.5億円)の売却額を得ている。
スパレッティ体制で主力だった2選手を欠いた中でも2024/25シーズンのナポリは強さをみせ、2シーズンぶりとなるスクデットを獲得した。
2025/26シーズンも大型補強を行い、第10節終了時点で首位に立っている。2位以下との勝ち点差は少ないが、2連覇を達成する可能性も十分にあるだろう。
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