かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは9月29日時点。
——————————
2位:堂安律(どうあん・りつ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月7日
推定年俸:566万ユーロ(約9億6220万円)
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:5試合2ゴール3アシスト
堂安律は、今夏にフライブルクからフランクフルトへ移籍し、566万ユーロ(約9億6220万円)の年俸を受け取っている。
これは欧州5大リーグでプレーする日本人選手として2番目に高い水準で、クラブ内でもトップタイの条件とされている。
2017年夏にオランダのフローニンゲンに加入して欧州でのキャリアを始めた堂安は、その後、PSVアイントホーフェン、ビーレフェルト、フライブルクと渡り歩き、自身の価値を高めてきた。
2022年に加入したフライブルクでは、3シーズンにわたって主力として活躍。2024/25シーズンは、ブンデスリーガで10ゴール8アシストという圧巻の数字を残し、今夏に移籍金2100万ユーロ(約35億7000万円)でフランクフルトに加入した。
これにより年俸も従来の84万ユーロ(約1億4280万円)から大幅に増額された。
移籍後のパフォーマンスも申し分ない。
ここまでリーグ戦で2ゴール3アシストを記録しているのに加え、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で1アシスト、DFBポカール(ドイツカップ)で2ゴールを挙げ、驚異的なスタートを切った。
なお、堂安にはイングランドのリーズも関心を示していたとされ、地元メディアの『リーズ・ユナイテッドニュース』は「彼が輝き続ければ輝くほど、リーズの悔しさは増すだろう」と評し、獲得を逃したことへの悔しさをにじませていた。
【関連記事】
えぐい稼ぎ…。欧州日本人、最新の高額年俸ランキング1~5位 全紹介
えぐい稼ぎ…。欧州日本人、最新の高額年俸ランキング6~10位 全紹介
えぐい稼ぎ…。欧州日本人、最新の高額年俸ランキング1位
【了】