2025明治安田Jリーグもいよいよ最終盤に突入している。今季も素晴らしいプレーでファンを魅了してくれた選手たちがいる一方で、実力があるにも関わらずあまり試合に絡めていない選手も存在する。今回は、J1で出場時間100分以下のタレント10人をピックアップ。紹介するラインナップには、なぜアピールの機会を与えられていないのか首をかしげたくなるような実力者や、不運な負傷によってピッチから遠ざかっている選手が含まれている。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月4日時点。[2/5ページ]
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DF:鈴木海音(すずき・かいと)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年8月25日
所属クラブ:東京ヴェルディ
2025リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト
2025リーグ戦出場時間:54分
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パリ世代の逸材センターバックが苦しんでいる。
東京ヴェルディに所属している鈴木海音は、今季ここまでほとんど試合に絡めず。2025明治安田J1リーグにおける出場時間は54分しかない。
2020年4月、鈴木はユースから在籍したジュビロ磐田とプロ契約を結んだ。
2022シーズンには期限付き移籍先の栃木SCで経験を積み、翌2023シーズンより磐田に復帰。読みを効かせたクレバーな守備を披露し、チームのJ1復帰に大きく貢献した。
鈴木の活躍は磐田だけにとどまらず、各年代の日本代表でも常に中心選手としてプレーしてきた。
だが、パリオリンピック(五輪)を戦うサッカーU-23日本代表では次第に影が薄くなっていき、本大会の出場も1試合のみ。
磐田ではJ1の24試合に出場したが、2024年は鈴木にとってどこか消化不良感の残る1年となってしまった。
そして、2025年は状況がさらに悪化。完全移籍加入したヴェルディではレギュラーの座を掴めず、ベンチ外となる試合も多くなっている。
54分という出場時間に鈴木が満足することなどないはずで、来季は他クラブに活躍の場を求めるかもしれない。
まだ23歳と若く、3バックの全ポジションでプレー可能な鈴木を欲するチームは少なくないはずだ。