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J1 1か月前

来季は放出!? Jリーグ、出場時間“100分以下”のタレント10人。様々な理由で出番に恵まれなかった実力者たち【part2】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 2025明治安田Jリーグもいよいよ最終盤に突入している。今季も素晴らしいプレーでファンを魅了してくれた選手たちがいる一方で、実力があるにも関わらずあまり試合に絡めていない選手も存在する。今回は、J1で出場時間100分以下のタレント10人をピックアップ。紹介するラインナップには、なぜアピールの機会を与えられていないのか首をかしげたくなるような実力者や、不運な負傷によってピッチから遠ざかっている選手が含まれている。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月4日時点。[2/5ページ]
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MF:山中亮輔(やまなか・りょうすけ)

山中亮輔
【写真:Getty Images】

生年月日:1993年4月20日
所属クラブ:名古屋グランパス
2025リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト
2025リーグ戦出場時間:41分

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 J強豪クラブで主力を張り続けた山中亮輔でさえも出番を失ってしまうのだから、プロの世界は実に厳しい。

 左足から放たれる高精度のクロスやセットプレーは山中の代名詞とも言えるが、2025明治安田J1リーグでは41分しかピッチに立っていないため、その美技を拝める機会は非常に限られている。

 2012シーズンにユース時代を過ごした柏レイソルでトップチーム昇格を果たした山中は、その後も横浜F・マリノスや浦和レッズ、セレッソ大阪といったJ1の名だたる強豪を渡り歩いた。

 主戦場は左サイドバックや左ウイングバック(WB)で、味方にピタリと合わせるクロスはどのチームでも強力な武器となってきた。

 現在所属する名古屋グランパスは3バックを採用しているため、山中は基本的に左WBを任されることになる。

 だが、高い攻撃性能を誇る一方で守備強度にやや難を抱える特性もあってか、長谷川健太監督は左WBに徳元悠平や中山克広を優先的に起用。山中は今季の大半をベンチ外で過ごしている。

 35試合中29試合でベンチにも入れないということは、山中と長谷川監督の戦術とのかみ合わせが悪いのは明白だ。

 まだ32歳と老け込む年齢ではないため、よりプレー機会が得られるクラブを探した方が良いのかもしれない。

 最前線にターゲットマンがいるようなクラブからすれば、抜群の精度でボールを届けられる山中は魅力的な選手だろう。

 果たして、来季の山中は別の色のユニフォームを身にまとい、次なるステップを踏み出すのだろうか。

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