2025明治安田Jリーグもいよいよ最終盤に突入している。今季も素晴らしいプレーでファンを魅了してくれた選手たちがいる一方で、実力があるにも関わらずあまり試合に絡めていない選手も存在する。今回は、J1で出場時間100分以下のタレント10人をピックアップ。紹介するラインナップには、なぜアピールの機会を与えられていないのか首をかしげたくなるような実力者や、不運な負傷によってピッチから遠ざかっている選手が含まれている。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月4日時点。[4/5ページ]
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MF:マルコス・ジュニオール

【写真:Getty Images】
生年月日:1993年1月19日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
2025リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト
2025リーグ戦出場時間:26分
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2019シーズンにJ1得点王となった男としては、シーズンで26分しかピッチに立っていないのは屈辱以外の何物でもないだろう。
サンフレッチェ広島で日に日に存在感が薄くなっているマルコス・ジュニオールは、2025明治安田J1リーグのほとんどの試合でベンチ外に追いやられている。
2019年1月、M・ジュニオールは横浜F・マリノスへ加入。初めて日本でプレーすることになったブラジル人アタッカーは、移籍初年度から目覚ましい活躍を見せる。
J1で33試合に出場して15得点をマークし、いきなり得点王の座に君臨したのだ。
同シーズンにJ1制覇を成し遂げたマリノスの中心にいたのは、間違いなくM・ジュニオールだった。
しかし、時が流れ、M・ジュニオールを取り巻く状況は大きく変わった。
2023シーズン途中からプレーしている広島では、ケガの影響もあって重要な存在になりきれず、在籍2年半で出場したJ1の試合数はわずか23試合のみ。
紫紺の背番号「10」はマリノス時代の輝きを発揮できないまま、時間を空費してしまっている。
35試合を消化した今季のJ1において、M・ジュニオールがベンチ外になったのは25試合にもおよぶ。
噂されているミヒャエル・スキッべ監督の今季限りでの退任が現実のものとなっても、広島にM・ジュニオールの居場所があるかどうかは甚だ疑問だ。
32歳となった元J1得点王は、来季別のクラブに活躍の場を求めるのだろうか。
何色のユニフォーム姿であれ、ゴール後に披露するお馴染みの“かめはめ波ポーズ”をもっと見たいものだ。