オランダ・エールディヴィジ第11節、スパルタ・ロッテルダム対AZアルクマールの試合が現地時間2日に行われ、AZが1-0で勝利した。オランダメディア『sportnieuws.nl』は3日に、この試合で審判と衝突したAZに所属するDFヴァウテル・フースについて、元オランダ代表MFヴェスレイ・スナイデル氏らが厳しい評価を下したことを伝えている。
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フースの行為に不満爆発のレジェンド
【写真:Getty Images】
79分、ロッテルダムがコーナーキックのチャンスを得た際に事件が起きる。
フースは、ロッテルダムのFWトビアス・ローリッセンやDFブルーノ・マルティンス・インディを突き飛ばしたり、後ろから抱きついたりなどの行為を繰り返したことで、主審から注意を受けた。
しかし、注意を受けた後も同じ行為を繰り返したことで、主審は選手たちの間に入り試合を止めると、フースを突き飛ばしてイエローカードを提示している。
同メディアは、「フースと審判の間で口論が起こり、議論を呼んでいる」と前置きし、今回の騒動に対する元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏とスナイデル氏のコメントを次のように伝えている。
「ファン・バステン氏は、フースの行動はやりすぎだと批判し、スナイデル氏はフースに対して、(他の選手に)敬意を払うべきだと指摘した。
特にスナイデル氏は、『あのような振る舞いは止めるべきだ』と、フースのリスペクトに欠けている行為に苛立ちを感じている」
審判に突き飛ばされて注意を受けたフースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返したことで、現地でも批判されていた。
スナイデル氏は、「フースが誰に対してこんなことをしているのか考えて欲しい」と前置きし、「2014年に彼は何歳だ?10歳程度だろうか?
それなのに、当時ワールドカップに出場していたブルーノ・マルティンスに対して傲慢な態度をとっている。少しは敬意を払って欲しいものだ」と、何度も問題行為を繰り返すフースに対して厳しい言葉を送っている。