オランダ・エールディヴィジ第11節、スパルタ・ロッテルダム対AZアルクマールの試合が現地時間2日に行われ、AZが1-0で勝利した。オランダメディア『Soccer news』は6日に、この試合で審判と衝突したAZのオランダのU-21代表DFウーター・フースについて、厳しい評価を下している。
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現地も呆れ顔
【写真:Getty Images】
現地メディアが厳しい言葉を送ったのは、ロッテルダムが79分にコーナーキックのチャンスを迎えたシーンだ。
フースは、FWトビアス・ローリッセンやDFブルーノ・マルティンス・インディに対して、突き飛ばしたり、抱きついたりなど荒々しい行為を繰り返したことで、主審から注意を受ける。
しかし、注意されたにも関わらず、その直後に再び同じ行為を繰り返し、主審はフースを突き飛ばして試合を止めると、イエローカードを提示した。
同メディアは、「フースは即時追放すべきだ」と述べつつ、ロッテルダム戦での問題行動について次のように言及している。
「ロッテルダム戦ではローリッセンと何度も衝突しており、彼は何度もフースに押さえつけられていたが、試合終盤にイエローカード1枚しか与えられなかった。
元オランダ代表のファン・デル・ギープ氏は、『誰もそのことについて話したくない。彼は毎週のように騒ぎを起こしている』と、絶えず引き起こす問題にうんざりしたと述べている」
審判に突き飛ばされて注意されたフースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、プレーとは関係ない場面で背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返し、現地でも批判されていた。
また、元オランダ代表ヴィム・キーフト氏も、「ただただ驚きだ。彼はローリッセンを何度も押さえつけており、こんなことをするのは初めてではない。5回目か6回目だろう」と述べており、審判が選手に対して厳しい対応をしなければ、今後も同じことが繰り返されると強調している。