2025シーズンの明治安田J1リーグも残すところあとわずかとなった。ここまで順調なシーズンを過ごしている選手がいる一方で、未だ出場機会に恵まれていない選手も多くいる。今回は、リーグ終盤に差し掛かった状況で、まだJ1での出番がない23歳以下の逸材をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月6日時点。[3/5ページ]
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DF:佐古真礼(さこ・まあや)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年12月2日(22歳)
所属クラブ:東京ヴェルディ
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佐古真礼が、“育てのクラブ”である東京ヴェルディで苦しんでいる。
2025明治安田J1リーグで出場機会を得られていないばかりか、カップ戦を含めて公式戦出場なし。
ここまで試合に絡めていない背景には、2024年10月に負った大怪我の影響がある。
佐古はスクールから一貫して育成年代をヴェルディで過ごした。2020年8月には、2021シーズンからトップチームに昇格することが決定する。
当時17歳だった長身(193cm)センターバックにはファンから多くの期待が集まった。
昇格後は藤枝MYFC(2021シーズン)、AC長野パルセイロ(2023シーズン)、いわてグルージャ盛岡(2024シーズン)への期限付き移籍を経験。ヴェルディで成功を収めるための武者修行の日々が続いた。
しかし、岩手時代の昨年10月に左膝前十字靭帯および左半月板を損傷。佐古はピッチを離れ、今季のプレシーズンをリハビリに費やしている。
2025年4月末には実戦復帰を果たしているが、トップチームの3バックは谷口栄斗や宮原和也、林尚輝らによって盤石の体制が敷かれている。
さらに、バックアッパーには鈴木海音、井上竜太、松田陸といった面々が控えており、ベンチ入りすらも難しい状況が続いている。
過去に経験したように、来季は他クラブへと活躍の場を求め、試合勘を取り戻した方が良いのかもしれない。