J2は「魔境」と呼ばれることが多い。どんなクラブであれ、このリーグを抜け出すことは難しく、中には何年も同カテゴリーで戦い続けているチームもある。では、J2在籍年数が最も長いクラブはどこなのか。今回は、ランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
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10位:ジェフユナイテッド千葉

【写真:Getty Images】
J2通算在籍年数:16年
J2在籍期間:2010年~
J2最高成績:3位(2014年)
J2在籍年数ランキングで10位にランクインしたのは、長年にわたりJ2の舞台で戦い続けるジェフユナイテッド千葉だ。
Jリーグ創設時からのオリジナル10の一員として知られる千葉は、2009シーズンを最後にJ1から降格。以降、実に16年間にわたってJ2での戦いに身を置いている。
これまで何度もJ1昇格のチャンスを手にしながら、そのたびにあと一歩のところで涙をのんできた。
特に、2012年から2017年まで導入され、2023年に再び復活したJ1昇格プレーオフには、最多となる5回の出場を誇る。
安定して上位を維持してきた証である一方で、2位以内での自動昇格にはいまだ手が届いていない。
クラブはJ2の常連という不名誉なレッテルを貼られながらも、毎シーズン「今年こそ」という強い決意を胸に戦い続けてきた。
今季も残り2試合を残してプレーオフ圏内の4位につけており、再び昇格争いの中心にいる。
ただし、今季のJ2は例年以上に混戦模様で、順位は1試合ごとに目まぐるしく入れ替わる展開となっている。千葉にとっては、最後まで集中力を切らさず戦い抜けるかが鍵となるだろう。
長いトンネルを抜け、かつての名門が再びJ1の舞台に立つ日は訪れるのだろうか。