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J2 3週間前

最も“沼”にハマったクラブは? J2在籍年数ランキング1~5位。トップに立ったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 J2は「魔境」と呼ばれることが多い。どんなクラブであれ、このリーグを抜け出すことは難しく、中には何年も同カテゴリーで戦い続けているチームもある。では、J2在籍年数が最も長いクラブはどこなのか。今回は、ランキング形式で紹介する。[4/5ページ]
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2位:モンテディオ山形

モンテディオ山形
【写真:Getty Images】

J2通算在籍年数:23年
J2在籍期間:1999年~2008年,2012年~2014年,2016年~
J2最高成績:2位(2008年)

 J2在籍年数ランキングで2位となったのは、モンテディオ山形だ。

 J2が創設された1999年からJ2に参戦している山形の通算在籍年数は、今季で23年を数える。

 クラブが初めてJ1昇格を果たしたのは2008シーズン。小林伸二監督の就任1年目、独走したサンフレッチェ広島に次ぐ2位でフィニッシュし、悲願のJ1昇格をつかみ取った。初昇格までに要した年月は10年に及んだ。

 J1初年度は厳しい戦いが予想されたが、残留圏ギリギリの15位でシーズンを終え、なんとか残留を確定させた。

 続く2年目は開幕4試合未勝利と苦しいスタートだったものの、ワールドカップ(W杯)による中断期間を経てチームを立て直し、最終的には13位でフィニッシュ。2年連続でJ1残留を果たした。

 しかし、3年目となる2011シーズンは、前年に10得点を挙げた田代有三や、シーズン中盤から主力に定着していた増田誓志がレンタル元の鹿島アントラーズに復帰。戦力ダウンは避けられず、最終的にわずか5勝にとどまり、最下位でJ2降格の憂き目を見た。

 その後はJ2での戦いが続く中、降格から3年目の2014シーズンに6位でJ1昇格プレーオフへ進出。準決勝のジュビロ磐田戦では、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにGK山岸範宏が劇的なヘディング弾を決め、奇跡の勝利を収めた。

 その後、勢いそのままに決勝でジェフユナイテッド千葉を破り、2度目のJ1昇格を成し遂げている。

 ただ、下剋上でつかんだJ1の舞台も長くは続かず、わずか1年でJ2へ降格。以降はJ2での戦いが続き、今季で降格から10年目を迎えた。

 近年は思うような結果を残せていない山形だが、再びJ1の舞台に返り咲く日をサポーターは待ち望んでいる。

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