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J1 3週間前

No.1新戦力は!? 名古屋グランパス、“大成功”補強ランキング1~5位。低迷したチームで奮闘した男たち

 名古屋グランパスは12日、長谷川健太監督が今季限りで契約満了となることを発表した。「タイトル請負人」が就任4季目に獲得した選手たちのパフォーマンスはどうだったのか。今回は、新戦力として大きな存在感を示した選手をランキング形式で紹介する。[3/5ページ]
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3位:原輝綺(はら・てるき)

原輝綺
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年7月30日(27歳)
今季のリーグ戦成績:27試合3ゴール0アシスト

 名古屋グランパス、今季の補強成功ランキング3位には、原輝綺を選びたい。

 27歳のディフェンダーは4シーズンを過ごした清水エスパルスを離れ、名古屋に完全移籍加入した。

 近年は右サイドバックでの出場がメインとなっていた原だが、3バックを採用している長谷川健太監督の下では右センターバックとして定位置を掴んだ。

 開幕節となった川崎フロンターレ戦から先発に名を連ね、3試合連続で先発出場。レギュラーの座を射止めたかに思われていたが、第4節のFC町田ゼルビア戦以降、負傷により約1か月間の戦列離脱を余儀なくされた。

 それでも第11節のサンフレッチェ広島戦で復帰を果たし、そこから再び先発に定着。粘り強い守備とタイミングの良い攻撃参加で、名古屋のJ2降格圏脱出に貢献した。

 それがよく表れたのが、第20節のヴィッセル神戸戦で生まれた移籍後リーグ初ゴールだ。するすると攻め上がった原は、ゴール前のスペースに走り込み、味方からのパスをダイレクトシュートで流し込んだ。

 そんな同選手は、ここまでリーグ戦27試合に出場。移籍初年度から監督の信頼を掴み、攻守両局面でチームに貢献した部分は、今季の新戦力のなかでも光った部分だった。

 残念だったのは、今季のリーグ戦で原がゴールを奪った試合では全て黒星となってしまった部分だ。彼が好パフォーマンスを発揮した試合が、なかなか勝ち点に繋がらなかった。

 事実、今季の公式戦で1,000分以上出場した選手において、原は名古屋のフィールドプレイヤーではワーストとなる平均勝ち点「1.09」となっている(データサイト『Transfermarkt』参照)。

 ゴールやアシストといった結果でアピールしにくいポジションなだけに、彼の責任だけではない部分によって評価が上がっていないように感じる。来季は勝利を呼び込む存在でありたい。

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