サッカー日本代表は14日、豊田スタジアムでガーナ代表とテストマッチを行い、2-0で勝利した。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[2/6ページ]
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「先日ガーナ人の記者と話して…」
――最近のガーナ代表についての印象はどうでしょうか?
「あまり詳しくありませんが、先日ガーナ人の記者と話して、彼はアントワーヌ・セメニョのプレーを期待していると語ってくれました。私も注目しています」
――セメニョのプレーは楽しみですね!ガーナは、日本代表が初めて対戦したアフリカのチームです。1964年の東京オリンピックで戦い、この試合にガーナが3-2と勝利しています。日本代表とガーナ代表の対戦成績は、3勝5敗(得点14、失点18)です。
「それでは、今日は初めての引き分けになりそうですね!」
――序盤は、日本がいい形で攻め込んでいますね。
「そうですね。立ち上がりはビルドアップが上手くできていますが、あと後一歩といった感じです」
――13分、田中の蹴ったFKからチャンスでした。ガーナの守備が甘い感じですが、どうでしょうか?
「そうですね。必ず穴が出てくると思います」
――15分のCKは、デザインプレーでした。
「今のCKはよかったですね。堂安が浮かしてしまったシュート以外は上手くいっていました」
――16分、佐野のラストパスから南野のゴールで日本が先行です!
「先程話した通りにガーナのDFにで穴が生まれましたね。南野は冷静に決め切りました」
――佐野が上手くボールを奪い、自らチャンスにつなげました。
「田中と佐野の守備の意識は大きいですね。しっかりとCBの3人の前の“シールド”にならないといけません。それができれば、攻撃陣は追加点のチャンスを作れると信じています」
――そうですね、2点目も期待できそうですね。
「次のゴールは非常に大事ですが、どっちが先にゴールを取るでしょうか?!」
――正GKの鈴木彩艶が負傷し、全治3から4カ月となってしまいましたが、鈴木の不在は影響が出そうですか?
「もし来年3月までに復帰できれば大きな問題にはならないと思います」
――日本はGKの層も厚くなりましたね。
「そうですね。信頼できるオプションが増えてきています」