サッカー日本代表は14日、豊田スタジアムでガーナ代表とテストマッチを行い、2-0で勝利した。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[3/6ページ]
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「W杯で歴史を作りたいなら、三笘薫の存在は重要」
――日本はこのところ失点続きなので、今日の試合は無失点に抑えたいですね。
「そうですね。ガーナのような強い攻撃力を持つ相手に対してゼロに抑えればいい影響を与えると思います」
――上田もオランダで点を取りまくっています。今の代表のウィークポイントはどこだと考えていますか?
「いえ、まだ決定力とセットプレーの守備など、幾つか改善できる点があります!」
――谷口がロングボールにしっかりと攻め勝っていますね。
「本当に頼もしいDFのリーダーですね!」
――佐野の寄せはすごいですね。
「いいプレッシャーをかけていますね」
――久保のパスはちょっと合いませんでした。
「2回連続で、本人もがっかりといった感じでした」
――久保は前節のラ・リーガで6試合ぶりの先発出場(エルチェ戦)でした。今日のここまでのプレーはどうでしょうか?
「いつものような鋭さがない印象です」
――今季は開幕戦でゴールを決めた後、ゴールもなく、ちょっとコンディションが低下している印象ですね。
「それも不安材料の一つですね」
――ここで前半が終了しました。前半を振り返ってどうでしたか?
「内容で考えれば引き分けの方が妥当かもしれませんが、日本がしっかりとチャンスをものにしてリードを奪えました。良かったと思います」
――最も印象に残った選手は誰でしょうか?
「谷口と佐野の規律とデュエルの強さは印象的でした。渡辺と鈴木の1対1の守備も良かったです」
――谷口と佐野の守備は素晴らしかったですね。警戒していたセメニョを上手く封じていたと思います。
「セメニョに少しでもチャンスを与えると失点につながってしまうので、守備の集中力はとても大事だと思います」
――それから、今日も三笘薫が不在なので、中村にはもっとアピールしてほしいです。
「そうですね。今日はここまでインパクトを残していないですね」
――三笘の怪我も長引いていて心配ですね。
「日本はW杯で歴史を作りたいなら、三笘の存在は重要です!」
――層が厚くなったとはいえ、三笘は絶対的な選手ですよね。
「そうですね!」