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サッカー日本代表、ボリビア代表戦全選手パフォーマンス査定。W杯へ激しいサバイバル、アピールに成功したのは…

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

 サッカー日本代表は18日、国際親善試合でボリビア代表と対戦し、3-0の勝利を収めた。この試合で森保ジャパンのパフォーマンスはどうだったのか。出場した選手(出場時間の短い選手は除く)、そして監督の采配をA〜Dの4段階で評価する。※各スタッツはデータサイト『Sofa Score』を参照[3/6ページ]
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ウイングバック

サッカー日本代表DF菅原由勢
【写真:田中伸弥】

菅原由勢(背番号2)
ボリビア代表戦:45分OUT
評価:B

 今年3月のサウジアラビア代表戦以来のスタメン起用。シャドーの久保建英が菅原の持ち味であるオーバーラップを意識したプレーによって良さが引き出され、23分には2人の連係で小川航基の決定機を演出した。先制点のシーンでも遠藤航と挟む形でボール奪取の起点になるなど全体的なパフォーマンスは悪くなかったが、前半のみで交代に。

前田大然(背番号11)
ボリビア代表戦:82分OUT
評価:B

 三笘薫が不在の中で、慣れない左WBでの起用となった。これまでのWB起用の試合と比較をすると、瀬古歩夢や南野拓実が前田のスピードを意識した背後へのパスを多めに出したことで、ボールを持った際の選択肢の少なさが改善されていた。守備意識の高さはさすがで、カウンターの芽を摘むような好守備も光っている。

堂安律(背番号10)
ボリビア代表戦:45分IN
評価:A

 後半開始と同時に菅原由勢との交代で右WBのポジションに入った。チームとして流れが良くない時間帯では身体を張ったブロックでピンチを防ぎ、67分に上田綺世ら3選手が投入されてからは高い位置で攻撃の起点に。2点目のシーンでは右サイドに張ったところからハーフスペースに走り込んだ中村敬斗を見つけて、相手の守備ブロックに穴を開けるパスを通した。

中村敬斗(背番号13)
ボリビア代表戦:67分IN
評価:A

 試合途中から流れを変える“ジョーカー”として最高の働きを披露した。左WBでの起用が続いていた直近の試合とは異なり、左シャドーに入ると、持ち前の攻撃力を発揮。2点目のシーンでは、流れの中で右サイドにポジションを移してからハーフスペースを攻略して町野修斗のゴールをお膳立て。3点目のシーンでは、ボックス内でマイナスにコントロールしてからニアを打ち抜く完璧なフィニッシュワークで、2つの得点に絡んだ。

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