
【写真:Getty Images】
1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、柏レイソルで活躍できなかった外国籍選手を6人紹介する。※成績は柏レイソル在籍時のもの。[5/6ページ]
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MF:ドゥドゥ・セアレンセ(元ブラジル代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1983年4月15日
在籍期間:2004年~同年8月
リーグ戦成績:11試合2ゴール
柏レイソルには今まで数々の「ドゥドゥ」が在籍してきたが、ドゥドゥ・セレアンセはレイソル1人目の「ドゥドゥ」である。
ブラジル出身のドゥドゥは、FIFAワールドユース選手権で攻守万能なボランチとして大会得点王に輝き、20歳の若さでブラジルA代表にも招集された。
そんなダイヤの原石は2004年にレイソルへ移籍した。
将来のブラジル代表中心メンバーになるかもしれない選手の来日にレイソルファンの期待も高まったが、満足のいく結果を残すまでには至らず。
日本の生活やJリーグのプレースタイルに合わず、11試合2ゴールとシーズン前の期待を大きく下回る成績となってしまった。
そんなドゥドゥはJリーグ1stステージ終了後、フランスのスタッド・レンヌへレンタル移籍となり、翌年2月にCSKAモスクワへ完全移籍した。
CSKA移籍時に多額の移籍金を得たとはいえ、ドゥドゥ獲得が失敗に終わったことはレイソルにとっては痛かったはずだ。
ドゥドゥはその後CSKAやオリンピアコスでUEFAチャンピオンズリーグに出場するなど活躍し、2018年をもって現役を引退している。