
【写真:Getty Images】
1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、柏レイソルで活躍できなかった外国籍選手を6人紹介する。※成績は柏レイソル在籍時のもの。[6/6ページ]
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FW:ペドロ・ハウル(ブラジル)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年11月5日
在籍期間:2021年~同年9月
Jリーグ成績:8試合3ゴール1アシスト
ペドロ・ハウルが巻き起こした退団劇を今も記憶しているレイソルファンは多いのではないか。
ブラジル人のペドロはブラジルリーグやポルトガルリーグでキャリアを重ねると、2020年にはボタフォゴFRで25試合7ゴールの好成績をマークした。
この成績を買われ翌年からの柏レイソルへの加入が決まった。
当時のレイソルは、絶対的エースだったケニア代表FWマイケル・オルンガが退団したこともあり、ストライカーの補強が急務だった。
前年J1得点王の後釜として期待されたペドロだったが、ビザの関係で出遅れると、肩の怪我にも見舞われた。
コロナ禍の厳しい来日規制の中で家族が日本に来られず、孤独な生活を送っていたことも災いし、同年9月にメキシコ・リーガMXのFCフアレスへのレンタル移籍が決まった。
少ない出場の中で結果を出していただけに、レンタル移籍の一報に落胆したレイソルファンは少なくないだろう。
ペドロは2022年2月にCRヴァスコ・ダ・ガマへと完全移籍。その後はコリンチャンスやメキシコのデポルティーボ・トルーカへと渡り、現在はセアラーSCで活躍を続けている。
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