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J1 1週間前

期待していなかったわけじゃ…。J1、予想以上に活躍した新戦力5人。移籍に成功した選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 今シーズンのJ1リーグも、残すところあと2試合となった。激戦の中で鮮烈な印象を残した選手の中には、加入時はそれほど注目されていなかったにもかかわらず、想像を超える活躍を見せた選手もいた。今回は、期待値以上の成果を挙げ、クラブに貢献した新加入選手5人を紹介する。[2/5ページ]
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MF:久保藤次郎(くぼ・とうじろう)

久保藤次郎
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年4月5日
所属チーム:柏レイソル
2025年リーグ戦成績:29試合7得点4アシスト

 今季、名古屋グランパスから完全移籍で柏レイソルに加入した久保藤次郎は、まさに飛躍のシーズンを過ごした。

 2022シーズン、藤枝MYFCでプロキャリアをスタートさせた久保は、J3で1年目ながら30試合に出場し10ゴール6アシストと鮮烈な活躍を披露。クラブのJ2昇格に大きく貢献し、その評価を高めた。

 翌年夏には、中学時代を過ごした古巣の名古屋からオファーを受け、完全移籍で帰還することになる。

 しかし名古屋では、自身の持ち味を十分に発揮しきれず、在籍約1年で公式戦29試合3ゴール1アシストと物足りない結果に終わった。

 昨季後半にはサガン鳥栖への期限付き移籍を経験し、今季は心機一転、柏への完全移籍を決断。新たにリカルド・ロドリゲス監督を迎えた柏で、久保は開幕戦からスタメンに抜擢された。

 ボールを保持して主導権を握るスタイルの中で、久保の最大の武器であるドリブルが攻撃のアクセントとなり、積極的な仕掛けがチームに見事フィットした。

 さらに、藤枝時代に見せた得点力やチャンスメイクにも磨きがかかり、リーグ戦では7ゴール4アシストを記録。終盤に怪我で離脱したのは痛手だったが、それを含めても期待を大きく上回るシーズンだったと言えるだろう。

 そして7月には、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会で日本代表に初選出。名実ともに飛躍の一年となった。

 来季はリカルド体制の攻撃の中心として、さらなる活躍が期待される。

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