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J1 1週間前

期待していなかったわけじゃ…。J1、予想以上に活躍した新戦力5人。移籍に成功した選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 今シーズンのJ1リーグも、残すところあと2試合となった。激戦の中で鮮烈な印象を残した選手の中には、加入時はそれほど注目されていなかったにもかかわらず、想像を超える活躍を見せた選手もいた。今回は、期待値以上の成果を挙げ、クラブに貢献した新加入選手5人を紹介する。[3/5ページ]
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MF:佐藤龍之介(さとう・りゅうのすけ)

佐藤龍之介

【写真:Getty Images】

生年月日:2006年10月16日
所属チーム:ファジアーノ岡山
2025年リーグ戦成績:26試合6得点2アシスト

 今季、育成型期限付き移籍でFC東京からファジアーノ岡山に加入した佐藤龍之介は、J1の舞台で強烈なインパクトを残し、一気に知名度を高めている。

 16歳でFC東京とプロ契約を結び、FIFA U-17ワールドカップ(W杯)では背番号10を背負うなど、将来を嘱望される佐藤は、出場機会を求めて今季J1初挑戦となった岡山に加入した。

 リーグ開幕時はAFC U-20アジアカップ出場のため不在だったが、3月上旬に合流した後は、その遅れを感じさせないパフォーマンスを披露。瞬く間にチームの中心選手へと成長した。

 第8節のセレッソ大阪戦で念願のJ1初ゴールをマークすると、第10節のサンフレッチェ広島戦では決勝点を挙げチームを勝利に導く。

 さらに、続く第11節の鹿島アントラーズ戦でも2試合連続ゴールを記録するなど、一気にブレイクを果たした。

 以降はスタメンに定着し、岡山の攻撃陣を牽引する存在に。するとその活躍が評価され、6月にはFIFA W杯26アジア最終予選を戦う日本代表メンバーに初選出された。

 インドネシア代表との一戦では18歳237日でA代表デビューを果たし、W杯最終予選最年少出場記録を更新。

 その後も7月の東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会、11月の国際親善試合と続けて代表メンバーに名を連ね、森保一監督からの信頼を確かなものとしている。

 W杯メンバー入り、さらにはその先のステップアップも十分視野に入る、まさに飛躍の一年だったと言えるだろう。

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