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J1 1週間前

もっと活躍が見たかった…。J1、怪我に苦しんだタレント5人。不完全燃焼の男たち

今季の明治安田J1リーグは残り2試合となり、クライマックスが近づいている。今季も多くの若きタレントが台頭した一方で、怪我によって本来のパフォーマンスを発揮できなかった実力者も少なくない。昨季のMVPから代表クラスの選手まで、怪我に苦しめられた選手を紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は11月26日時点。[3/5ページ]
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DF:安西幸輝(あんざい・こうき)

鹿島アントラーズ所属DF安西幸輝
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年5月31日(30歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
今季リーグ戦成績:19試合0ゴール4アシスト

 鹿島アントラーズで昨季リーグ戦全試合に先発出場した男が、今季はここまで19試合の出場に留まっている。

 現在30歳の安西幸輝は、東京ヴェルディを経て2018年に鹿島へ加入。2019年にはポルティモネンセへの自身初の海外挑戦を決断した。

 ポルトガルでは、持ち味である推進力に加えて、守備の粘り強さにも磨きがかかり、在籍2年間で公式戦60試合に出場。攻守両面で存在感を示すサイドバックへと成長を遂げた。

 その後、2021年に古巣・鹿島へ復帰。昨季は主力として全試合に先発し、Jリーグフェアプレー個人賞を受賞するなど、プレー面はもちろん、献身的な姿勢でも高い評価を受けた。

 今季も開幕からコンスタントにハイパフォーマンスを発揮し、スピードを生かした攻撃参加でチームの首位争いを支えていた。

 しかし、5月に行われた第19節のガンバ大阪戦で負傷交代。担架に運ばれる形でピッチを去ったことで交代直後から重傷であることが予想されていたが、6月4日にクラブが公式サイトを通して、「左膝前十字靭帯損傷」と診断されたことを発表した。

 治療期間は公表されていないものの、前十字靭帯の損傷はサッカー選手にとって最も恐れられる怪我のひとつ。

 長期離脱は避けられず、このタイミングでの離脱は、チームにとっても本人にとっても計り知れない痛手となった。

 安西はその後、6月に自身の『Instagram』アカウントで投稿した画像とともに手術終了を報告。投稿には多くの選手やサポーターから激励の声が寄せられた。

 確実なリハビリを経て、再びピッチを駆け回る姿が戻ってくることを願いたい。

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