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J1 1週間前

「今年苦しい思いをさせてしまった分」角田涼太朗がホーム最終戦に込める思い。横浜F・マリノスは「プロとして全てを与えてもらった」【コラム】

シリーズ:コラム text by 竹中愛美 photo by Editor
横浜F・マリノス 角田涼太朗

【写真:編集部】



 横浜F・マリノスは11月30日、明治安田J1リーグ第37節でセレッソ大阪と対戦する。この日はホーム最終戦で、現時点で4万枚以上の発券があり、クラブは5万人以上の来場者を目指している。ホーム最終戦を前にこの夏、古巣に復帰した角田涼太朗にこの試合にかける思いやここまでの歩みを聞いた。(取材・文:竹中愛美)[2/2ページ]
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「上手く言葉にできない」クラブへの思いとホーム最終戦への思い。「今後のマリノスを示すという意味でも」

角田涼太朗

【写真:編集部】

「正直、何でそんなにマリノスのことが好きなのという人がほとんどだと思いますし、僕自身も何でマリノスのことが好きなのかというのは上手く言葉にできないし、そこまで自分の中でも理解できていないですけれど、自分を作ってくれたクラブだし、自分がプロとして本当に全てを与えてもらったクラブなので。

 純粋にこのクラブの中の人だったり、選手だったり、それこそファン・サポーターの人だったり、本当にそういう人たちが好きで、クラブが好きという感じなので、そういう人たちのためなら全てをかけられるなという、ちょっとよくわからないですね(笑)」

 最後は気恥ずかしくなったのか、言葉を濁したが、チームのためにという思いは本心だろう。

 怪我に苦しんだ時間も長かったが、およそ1年半の海外挑戦での経験が人間的な成長にもなったと言い、こうした言葉や気迫のこもったプレーにも繋がっているのかもしれない。

「立場も少なからず変わった中でやらなければいけないことも少しずつは変わってきていると思います。(1年半前の)当時は自分のプレーを出すことに必死だったし、ついていくことに必死だった部分もありますけれど、今はどちらかというと、段々余裕が出てきて、逆の立場になってきているかなとも思っている。

 かと言って、自分がその先頭に立ってやろうとか、特に意識しているわけでもないですし、やれることを示していくという部分だけなので、そこは自然となのかなと思います」



 シーズンは残り2試合。次節はホーム最終戦とあって、現在4万人以上の来場が見込まれている。応援してくれたファン・サポーターへ直接感謝の思いを伝えられる場でもある。

「残留も決まったし、何かをかけて戦うものがあるわけではないですけれど、それだけ多くのファン・サポーターの人たちが見に来てくれるのは純粋に自分たちのプレーを楽しみにしてくれている意味もあると思うので本当に嬉しいです。

 今後のマリノスを示すという意味でも本当にプライドをかけて戦わなければいけない試合だと思いますし、ホーム最終戦ということもあるので、今年本当に苦しい思いをさせてしまった分、感謝をチームとして示せたらいいかなと思います」

 頭は冷静に、心は熱く。角田はホーム最終戦でもその姿勢を貫く思いだ。

(取材・文:竹中愛美)

【LAST HOME GAME】
明治安田J1リーグ 第37節 
横浜F・マリノス対セレッソ大阪
11/30(日)14時キックオフ 日産スタジアム
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【了】
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