収益のためにも、スタジアムの雰囲気を高めるためにも、サッカークラブにとって、観客の存在は欠かせない要素である。多くの観客を呼び込むためには、スタジアムの立地も重要だが、理想的な場所に拠点を構えることができないクラブも多くある。今回はJリーグ全クラブを対象に、最寄り駅からスタジアムまでの距離を『Googleマップ』で調査。距離が遠い順にランキング化し、11〜15位を紹介する。[2/5ページ]
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14位:プライフーズスタジアム
使用クラブ:ヴァンラーレ八戸
最寄り駅:陸奥市川駅
徒歩:57分
距離:4.2km
ヴァンラーレ八戸の本拠地「プライフーズスタジアム」は、青い森鉄道・陸奥市川駅から約4.2kmの道のりがある。
駅からは市営バスで約20分、最寄りのバス停からさらに徒歩5分ほどで到着する。
だが、無人駅で利用者も少なく、遠方からの来場者にはあまり現実的なルートではない。
そのため、八戸駅からのアクセスが主流となる。
八戸駅はスタジアムから約11km離れているが、市営バスを利用すれば約30分で到着する。
また、試合によっては無料のシャトルバスも運行されており、便利な移動手段となっている。ただし本数が限られているため、クラブ公式サイトで事前に時刻を確認しておくのが望ましい。
さらに、公式サイトでは地元タクシー会社と連携した定額タクシーの利用も案内されている。八戸駅からは片道3200円、三沢空港からは4270円で、事前予約が必要ではあるものの、快適な移動手段として検討に値する。
一方で、地元ファンの多くは自家用車を利用して来場する。スタジアムには約1400台分の駐車場が整備されており、満車時には近隣の臨時駐車場が開放される。
クラブ史上初のJ2昇格を決めたヴァンラーレ八戸。これまではJ3でも観客動員数が下位にとどまっていたが、2026年はさらなる集客が期待される。
スタジアム周辺は片側1車線の道路が多く、試合前後は混雑しやすいため、自家用車やバスで訪れる際は、時間に余裕を持った行動が求められる。
